(401k)”拠出・運用・給付の全てでメリットがある”にはウラがある。

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確定拠出年金をすでに始めている方、始めようとしている方、そもそもカクテーキョシュツネンキンって何?という方へ。

まぁ・・・もう受け取った方はちょっとすでに時遅しな話題でゴメンナサイですが。

課税の繰り延べ“についてのお話です。

先にネタばらししてみました。

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確定拠出年金は受け取り時に課税対象になる。

“3段階でメリット”上手い表現ですよね。

確定拠出年金を始めるにあたって、ネット上の誘い文句にしろ、リアルのセミナーにしろ、

拠出・運用・給付の全てでメリットがあります!

つまり、いいことずくめなんです!
加入しないことこそが最大の損失です!

みたいな。

最後のはちょっと言い過ぎ?

金融機関によっても取り組みへの姿勢は様々ですし、それが各担当者になれば、いよいよ千差万別といったところでしょうが、概ねこの”3段階メリット”論は有効に活用されていると思います。

実際にメリットがあること自体はホントなんですよね。

簡単に見ていくと、

  • 拠出時…所得控除の対象となる。
    煽りタイトルにもよく使われる”年利15%で運用”なんてのは、この所得控除のことを指している。
  • 運用時…運用益が非課税。
    要するにより大きな複利の効果が得られるよ、という意味。
    投資信託において、毎月分配型ではなく無配当型といえばイメージしやすいのではないでしょうか。
  • 給付時…非課税枠がある。
    一時受け取りにしろ、年金受け取りにしろ、全額に課税されるわけではなく、一定額は控除が用意されている。
    実際問題では一番やっかいどころであり、重要なところですが、入り口の段階でここ見通して加入する人は残念ながら少ないんじゃないかな。

どうでしょうか。

うんうん、とうなずいて頂けるならおおよそわかってらっしゃる方ですな。

そもそも給付時のメリットって…どうなの?

でも、そもそも最終的な運用益・譲渡益が非課税であれば、運用時がどうだの、給付時がこうだの言わずにすむと思いませんか?

そんな虫のいい話があるか!なんて言われそうですね。

確かにそんな美味しい話があったらもっと大々的に取り上げられているでしょう。

今回はそんなことが言いたいわけではなくて、

給付時には課税対象になるにもかかわらず、”非課税枠がある”という表現を使うことでいつの間にかメリットに置き換えられてしまっているような印象を受けるのではないか、ということです。

ここがよく比較されるNISAとの違いでもありますよね。
NISAは確定拠出年金のような拠出時の所得控除はない代わりに、運用益・譲渡益が非課税となります。

確定拠出年金は入り口からすでにメリットを分割して享受でき、逆にNISAは入り口では何もない代わりに出口でまとめてメリットを享受できる、といった具合でしょうか。

そう考えると確定拠出年金の出口でもまとめてメリットが受けられたらほぼ文句なしの節税手段になっちゃうのがよくわかりますね(汗)
まぁ、今回は出口での全額非課税を主張したいわけではないので。

マネーリテラシー低い人たくさんいますよ

確定拠出年金で賢く資産運用している人、

即ち、それぞれの段階でメリットを享受し、なおかつ分散投資によって低リスクで無難に、しかし確実に複利の効果を活用し、老後資産の一角を担ってもらうべく取り組んでいる人にとっては、今さら何をわかりきったことを、と言われそうですが、

そこまで理解できて始める人ばかりでもないと思うんですよね。

メリットばかりが一人歩きしている印象を受けます。

極端な例を挙げるつもりはありませんが、

確定拠出年金に加入したものの、最初はよくわからず元本保証のものを多めに選び、そのまま変更するのも面倒かつよくわからず放置し、幸せにも無事健康で60歳を迎えたが為に、給付時にがっつり課税されて、トータルで考えれば損をしていた…

なんてこともあり得ますよ。

もちろん制度上、運用は自己責任で行うものという前提がありますから、残念ながら本人が泣きを見るしかありませんが、

そういった可能性のある制度を勧める以上、もうちょっと入り口での情報提供は正確に行った方がいいのではないでしょうかね。

年金制度自体が崩壊しつつある現状で、そんなことを言っていられないお国の方針もわからないではないですが。

“最後に課税することで複利の効果を最大化できます!”

と、勇気をもってパンフレットに書くなんてのはどうでしょう(笑)
加入者減っちゃう?

運用時、つまり途中では課税しないので複利の効果を受けつつ、ただし最後には課税するというのをしっかり伝えられる気はするのですが、、、

個人的感想として、(給付時に非課税枠はあるけれども)課税対象には含まれる、ということをきちんと伝えるべきかと思いますね。

それで結果的に非課税枠内で収まり税金はかかりませんでした、っていうのは全然OKだと思うのですが。

ちなみに、後から気がついたのですが、私が確定拠出年金の金融機関として選んだSBI証券のパンフレットには一応ちっちゃく書いてありました。

(課税は給付時まで繰り延べられます)

と。

いいことだけれど、ちっちゃい(再)

運用と給付時のメリットアピールに隠れてしまっています。

ただ、きちんと記載してあること自体はとても好印象でした。

他の金融機関ではどうなっているのかわかりませんが、

とりあえず、私の地元の地方銀行の401k用パンフレットには一言も書いてありませんでした。

残念ながら3段階メリット猛アピール。。。

地方銀行の良さはなんだかんだでの相談のしやすさだったりとフットワークの軽さだと思うのですが、他人の人生まで軽んじてはいかんよ。

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