最終提案ゲーム~2人で1,000円を分けて下さい~

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ご存じですか?最終提案ゲームというものを。

名前は知らなくとも、内容は聞いたことがあるというケースが多いかもしれませんね。

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経済学で想定する行動が実際に起こるとは限らない

最終提案ゲームとは

いろいろなところで紹介されているので、少しずつ設定が違うこともありますが、基本的なゲームの内容は以下の通りです。

Aさんは1,000円を渡されますが、その1,000円からBさんにもいくらか渡さなければなりません。

しかし、渡す金額は0円も可能ですが、Bさんには拒否権があり、金額に納得がいかずに受け取りを拒否すると、A・B両者ともお金はもらえません。

つまり、Aさんは、Bさんが拒否権を行使しない最低限の金額を提示したいわけですが…。

Aさんが提示するその金額とはいくらになるでしょうか?

というものです。

あなたならいくらを提示しますか?

さて、どうしましょうか。

ポイントは、Bさんには拒否権があること。

即ち、拒否されるとAさんは受け取れない、というところですかね。

経済学が想定する答えは

まぁ、割と有名な問題のようですから、知っている方も多いでしょうが。

一応、発表します。

Aさんが提示する金額とは…1円、です。

Bさんにとってはそもそももらえるはずのなかったお金がたとえ1円だったとしても、もらえないよりは得をするから、という考え方です。

ここで注意したいのは、あくまでも経済学で想定する合理的経済人による場合、ということです。

実際ではどうなるか

実際に、様々行われている検証結果によると、Aさんが提示する金額は

ほとんど300円~500円くらいとなるようです。

もし合理的経済人がこの世に実在して、実際にこのゲームで1円を提案されたら、それは拒否したくなりますよね。
私そんなにお人好しじゃありませんし

私のことはさておき、自分の損得感情<不公平感となると受け取りを拒否するでしょう。

提案する側も、提案される側も感情があるので単純な経済学の想定が時に机上の空論となってしまう可能性を例示することに加え、

感情を考慮して自分の損得を考えれば考えるほど、相手に提示する金額が増える(傾向にある)という、一見当たり前のようで、よくよく考えると面白いゲームだなぁと思います。

ちなみに、私がAさんなら…

問題通りの条件であれば、900円…ですかね。

いや~嫌われ者になりそう(笑)

900円の理由は、99円と100円では大きな差があると思うから、が1つ目。

1円~99円ではもらった気がしなくても、100円なら少し得をした気分になれるはず。

2つ目の理由は、自分がもらえなかった時の機会損失も影響が少ないから。

”1,000円のうち900円なんてもらえなくてもいい”なんてことは決して思っていませんが、逆にゲーム感覚の金額であることも確か。

そうであるならば、純粋にゲーム感覚を楽しむ、もらえなくても良いがもらえる可能性が見込めるぎりぎりを狙う、という視点で提案すると思います。

ただし、これは当初の条件であった場合であって、Bさんが知人だとか、分け合う金額が1,000円ではなく、1,000千円だとしたら?

答えはまた変わってきますよね。

特に分け合う金額が大きくなるにつれて、自分がAさん(提示する側)であれば、相手に提示する金額の割合は50%により近づいていくと思います。
(分け合う金額が1,000,000円であれば、提示額も500,000円に近づくかと。)

そして、もし逆に自分がBさん(提示される側)であれば、より0%に近い金額でも拒否権を行使する可能性は低くなるのではないか…と思います。

このゲームを通して

この最終提案ゲームでは、

純粋に経済学が想定する合理的な行動は、時として一般的に合理的と言われる行動とは一致しないということをわかりやすく説明しています。

と同時に、

私たち人が持つ特性を踏まえ、生活の中で、

とりわけ、投資判断に役立ったり…しないかなぁ…と思ってみたりするのでした。

あるいは、人との交渉で相手が妥協するぎりぎりのラインを見極める力が養えたら…とか(笑)

ということで、ちょっとしたお気に入りのゲーム紹介でした。

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